篤太は性欲が弱いらしい。
一人で行うことは希だという。
月曜だって、特に処理はしなかったそうな。
男性は週二、三回くらいするものだと思っていたので、意外だった。
とんだ偏見だったということか。
しかし、篤太には性欲が一際少ないのだろうな。
性そのものに対する嫌悪も感じられる。
話は変わるが、篤太は女性に憧れている節があるようだ。
少々トランスの気があるというか。
「自分は女性だ」「強く女性になりたいと願う」といったことではなく、「女の子ならよかったかもな~」という軽い(?)ものだ。
確かに、女性であればさらに可愛さも増すのだろうな。
(ああ、ジェンダー(社会的に与えられた性)というのは厄介だな。
彼が「男」であろうが「女」であろうが、当人に対する価値というのは変わらないのが、私の理想であるというのに。
「男である」ということはそれほど重要なことらしい。困った。)
私は彼の「女性的な部分」が好きなのか?
いや、違うだろう。
それにどこが好きだなんてのは、考えたって仕方ないことであるしね。
とりあえず、篤太に対して、性欲が抑えられるか不安だ。
もし抑えられずとも、男性器を見たら萎えるだろうしな……。駄目なんだよ、あれ……。
それに、異性間のセックスは子供ができる可能性があるからね。
どんなに避妊したって、100%安全とは言えないし。
それが嫌なのよね。怖いわ。
でも、この調子だとしそうで怖いな。
確実に
あちらから誘うことはないから、私からなのでしょうが。
なんというか、節操なしだわ!
まあ、いっか。(ottoは“堕落”を覚えた)
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