火曜はひたすらダラダラと過ごした。
昼寝したり。昼寝したり。昼寝したり。
……生産性のない一日だった。
しかし、夜はすごかった。
(ここ、笑うところですよ。)
卯刻といつも通りの最高に気持ちいいセックス。
ただ、今回はいつもと違った。
彼が私に、初めてオーラルセックスを施したのである。
私は久々のオーラルに快感を隠せない。
そして、繰り返される激しい手淫。
「すごく濡れているね」
よく色んな人に言われるが、だいたいそういうものではないのかな?
なんて思いつつ、恥ずかしがった。(多少演出混じりで。)
あるタイミングで、卯刻は驚くことを宣った。
「ねえ、
また潮吹かせてもいい?」
“潮吹き”という単語もさることながら、その前に付けられた“また”という言葉に、理解できずにいた。
「え、どういう……!?」
私が彼に問う前に、彼が激しく手淫を施す。
私は、温かい液体らしきものが自分の陰部を伝うのを感じた。
(なんだか官能小説みたいになってしまったが、もう少しだけお付き合いください。)
まさか自分がそんな状態に陥るとは思わなかったので、本気で狼狽えた。
「……え?(どういうこと?)」
放心状態でいると、「わからないみたいだよね、自分では」と彼。
酷く困惑した。
そして、非常に恥ずかしかった。
臭いを確認し、それが尿ではないらしいことは理解できたが、なんだかはわからないまま。
(先程、インターネットで調べました。)
その後、セックスをして、自分は何度か絶頂し、彼も絶頂して、終了しました。
翌日、彼は女友達Aとデートであったので、早くに起床した。
本来ならば、私も一緒に出て帰るはずだったが、眠さもあったし、(女友達Aが泊まるらしいから)シーツを洗わなければならなかったので、時間差で帰宅することにした。
彼を見送り、いざ洗濯。
それからゴミ出しや掃除もしました。
証拠隠滅、完了。
「浮気してる」って感じよね。
本来ならば罪悪感を感じるところでしょうが、私はウキウキしてしまった。
昼過ぎに帰宅した私。
帰ってから、彼が恋人と何をしたのか、気になって仕方なかった。
しかし、私から彼に聞くことはしない。
傷付くからか、プライドからかは不明だけど。
でも、私とセックスしたベッドと知らずに、彼女が卯刻に抱かれるのだとしたら、それは面白いわ。
知らない彼女が不幸なのか、知ってる私が不幸なのか。
まったく、嫌な人間に成り下がったものだ。
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