昨日は
笑芽、
君玖とランチ&買い物をした。
そこで笑芽が相当
卯刻を、そして女友達Aを嫌がっていることを知った。
笑芽は数日前に
湖北と二人で飲んだらしく、その際に女友達Aの話をしたそうな。
女友達Aは、卯刻が恋人と別れてから毎日メールや電話をし、アタックし続けたのだと。
確かに、恋人と別れてからの彼はメールを頻繁にするようになっていた。
気付いていたけどね。泊まっているときに。
「そんなに必死になってまで、卯刻を手に入れたい彼女の気持ちがわからない。正直、気持ち悪い」と笑芽は言った。
恋愛中なら、それくらい普通だとも思ったし、むしろメールや電話程度なんて物足りないのではないのかとすら思ったけれど、私は彼女に同調した。
女友達Aが「告白したのは私だけれど、彼も私を好きでいたようだ」という発言をしたらしいと聞き、みな苦笑した。
笑芽も君玖も、卯刻の今までの恋愛遍歴やパターンを知っているから、彼がもともと彼女を好いていたなんて、考えられなかったのだ。
好きは好きでも、「恋愛の好き」ではなく、「なんとなくいい人」くらいだろうと。
私としては、「浮気進行中によくもまあそんなことを言えたものだ」と思ったけれどもね。
それから、話は湖北についても。
湖北は
井達と付き合っている。
彼女は井達が欲求不満であることを理解しつつ、「どれくらい我慢できるか」楽しんでいるようだと。
……まったく、不憫だわ。
そんなことだから、私のような阿婆擦れと性的関係を結ぶようなことになるのよ。
そんなことも知らずに、湖北は楽しんでいるようです。
いろんな話を聞いたけれど、卯刻も井達も、堕落した人間だわ。
二人を堕落させた悪魔は私だけれども、ね。
しかし、もしかして私も誰かに秘密にされていることがあるのかしら。
私よりも悪魔である人がいるのでしょうか。
ひとでなし。
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