昨夜、
卯刻から電話があった。
ズルいよなぁ、普段は自分から何かすることなんかない人だもん、電話くれただけで目茶苦茶うれしくなっちゃうよ。
彼はバイト仲間と飲んでいて、その時は帰りだったようで。
「酔った勢いでかけちゃった」だなんて、もう。
そうそう、プレゼントのことを聞けた。自分から聞いたわけじゃないわよ?
やはりカノジョへのものらしい。内定祝いだとさ。
彼が内定したときに貰ったから、お返しとして。
そんなのあげたら更に別れづらくなるのに、愉快だわ。
会話の始めのほう、やはり彼は「年末に別れる」方向だった。
でも、私と話してあれよあれよと別れの期限が短くなり……会話終盤には「明後日木曜日に別れる」と決断したのです。
その決断が果たして実行されるかはわからないけれど、うれしいわよね。
ふふ、楽しみ。
早く卯刻に直接「好き」って言いたい。
昨日の電話もね、ずっとにやけっぱなしだったのよ、私。
彼がカノジョについて話すとき「○○な人とは思わなかった。もっと■■な人がいい」と言うのだけれど、その「■■な人」が私のことのようでね。
「さっきから、私のこと言ってるの?」と聞くと、「そうだよ」ってさ。
可愛いっ。
彼から「うち来て」と何度言われたことか。
「行きたい。けど、まだ行けない」と言うとね、「本当に真面目になりやがって……」と残念がるのよね。
んふーふ。可愛い。
現状を蟻地獄に例えたわ。
卯刻は蟻。地獄へと流れる砂からは抜け出せない。ただ、落ちるのみ。
私は蟻地獄。(以前、悪魔と例えられたこともあるのでまさにその通り。)地獄で静かに獲物が落ちるのを待ってるの。
「私は悪魔だからね」と言うと、「もう人間愛せないんじゃないの?」と彼。
愛さなくていいよ、悪魔(私)以外。
さて、彼が別れを切り出すのはいつなのかな。
ふふ、ルンルン気分でございます。
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