忍者ブログ
このブログについて
同性愛者よりの両性愛者、ottoのブログ
初来訪の方はi am....あらすじをご覧下さい。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ blogram投票ボタン
「おかえり!」
苦笑いし迎え入れるは家主でない人間。
「……本当に来たんだ」
帰ってきた家主は呆れ顔のため息混じりで、笑いながらそう言った。

日曜日の午後9時過ぎの出来事である。

 
9日の夕方、私は不安を抱え彼の家へと向かった。
駅に着けど、もちろん迎えなどない。
彼の家へ着くと、私は荷物を置きすぐに近所のスーパーへと買い出しに出た。
彼が帰宅するまで、あと2時間。

買い出しが終わり、いざ夕食作り。
ベタだとは思ったが、彼が好きであろう「トマト煮込みハンバーグ」を作ることにした。

剥いたり切ったり捏ねたり焼いたり煮込んだり、なんとか無事に完成。……したものの、量がおかしい。
レシピには「2~3人分」と書いてあった。気持ち少なめに材料を用意した。

だが、なぜだ。
ハンバーグは5つ。「5つ」出来ている。

「……また卯刻に『あんぽんたん』と言われてしまう……」
しかし、作ってしまったものは仕方あるまい。
明日の朝も食べるか。

それから、デザートとして「あんこクレープ」も作り、準備万端な状態。
あとは卯刻の帰宅を待つのみ。

まだ時間があったから、部屋の片付けをすることに。
あまり綺麗にしすぎると、彼の「カノジョ」に不審がられるから、少しだけ。

だが帰宅予定時間になっても、彼はまだ帰ってこない。
仕方ないから勉強でもしようかと教科書を広げると、「ピンポーン」とベルが鳴った。

そして、冒頭に戻るのである。

帰宅した彼の様子から、私は自分の不安――関係解消を切り出されるのではないかという不安――は杞憂であったのだろうと感じた。
いつもと変わらない、若干ふざけた風な彼が、そこにはいたから。

彼は夕食を美味しそうに食べてくれた。
ハンバーグ2つも食べたから、とても満腹そうだったけどね。

それから日付が変わり、彼の生誕の日を祝った。
……そう。これがしたくて、私はこの日、無理を承知で彼の家に泊まることを懇願したのだ。

ちなみにカノジョはその日の夜、泊まりくるという。

その後、明け方まで作業をして、日が出る少し前からイチャイチャしていた。
やはり卯刻とのセックスは気持ちが良かった。
好きだ。

お互い翌日は用事があったため、ほぼ不眠状態のまま出発。
電車内で「カノジョにこの間、『彼氏が浮気したらどうする?』と聞いたの。そしたら『ありえない』って笑ってたわ。それから、『浮気してるか、冗談で聞いてみたら?』と勧めておいたよ」と言ったら、「何を余計なこと言っているんだ。それを楽しんでいるのは君だけだからね」とお冠。

「家に泊まらすの、月一に減らすよ!?」と彼。
「えぇ、嫌だよ」と私はごねた。
しかし即座に彼は「……って言っても、月一はいいんだね(笑)なくす、とかだよね、普通(笑)」と自ら突っ込んでいた。

確かにそうだ。彼は私を受け入れない選択をする気はないのだな、と感じた。
それが私にとってはとてもとてつもなくうれしいのだと、彼は気付いてないだろう。

「それにさ、前に『回数減らさなきゃ』とか言ってなかった?」
「……そう、だっけ?(笑)」私はしらばっくれた。
彼が受け入れるなら、引く必要はないと、思ったから。

しあわせな気分だった私であったが、直後の彼の言葉に、また地へと落とされた。

「この関係も年内だけでしょ」
彼曰く、長期で続ける気は毛頭ないらしい。

それに対して、私は否定するでもなく肯定するでもなく、無言でいた。

年内の間、気持ちを切り替えなくちゃいけないのかな。
いや、まだ深く考えなくていいや。
まだまだ、いい。
PR

にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ blogram投票ボタン
今日は卯刻の家に泊まる。
無理矢理なお願いだったけど、彼は承諾してくれた。

承諾の仕方が、比較的快く受けているような印象で、逆に不安になる。

私は引き下がろうとした。
しかし「行きたい」という欲求が滲み出たせいか、はたまた毎回無理な泊まりを要求しているせいか、彼は私の希望を叶えたのである。

「泊まりに来たいなら来ればいい」といういつものスタンスであればいい。
ただ、他意を含んでいたら……「これで最後にする」という意を含んでいたとしたら。

怖くて怖くて、仕方ない。
彼にハッキリと「この関係はもう終わりだ」と言われてしまったら。

私は、どうすればいい?
我が儘を通し、「それは嫌だ」と拒否するか?
「わかった」と、すっぱり関係を断ち切るか?

どちらも、嫌だ。
彼に拒否されてまで関係を続けようとするのも、彼の意を汲み別れるのも。
嫌だ。

だけど、決断しなきゃならない。
決別を、受け入れなくちゃならない。

にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ blogram投票ボタン
昨夜、女友達Aと2人で飲んだ。
なぜ飲むことになったかと言うと、遡ること4日火曜。
私は笑芽君玖と一緒に晩御飯を食べていた。
そこでの話題は、必然的に卯刻と女友達A、井達湖北のこと。

なんやかんやで、その両カップルが付き合っている状況が思わしくない我々3人。
話の流れで、女友達Aと私がサシ飲みしたらどうなるか、ということに。
私が卯刻と関係を持っていることなど夢にも思わない2人からしたら、状況的に一番サシ飲みしやすいであろう人物が自分だっただけ。

しかし、卯刻からしたら、恋人と浮気相手が2人で飲んでいる、という状況。
これは心臓に悪いだろうな、と思うのだ。
だが、面白い。
話が出てすぐ、女友達Aに連絡を取り、2人で飲むことにした。
それが、昨夜。

私と女友達Aとは対して仲がいいわけではない。
彼女が最近、私達の飲み会に行くようになり、そこで一緒にいるくらいだ。
親近感などない。友情もあるとは思っていない。卯刻のこともあるから、余計にそう思うのだ。

さして仲が良いわけでもないのは、周知の事実であろう。
だが、そんなことは一切気にしないのが私である。

彼女との飲みでは、卯刻についての話題がその9割を占めていた。
それくらいしか、彼女との話題がないから。
本当は、卯刻との話なんか、聞きたくなかった。
惨めな気持ちになることは、容易に想像できたから。

でも、私は彼女から卯刻との話をたくさん聞いた。
楽しげに話す彼女を見て、不快感で胸がいっぱいになる。

彼からのメールを見せたり、惚気話をする彼女。
彼からのメールを見たり、惚気話を聞く私。

私の過去の恋愛話になり、過去の人で浮気されていたことがあることを話した。
そして、私は彼女にこう聞いた。
「もし、卯刻が浮気をしていたらどうする?」と。
悪魔のような微笑みで、私は彼女に聞いた。

しかし、彼女は「……そんなことありえないよ(笑)」と明るい口調で言うのだ。
私は更に口角が上がるのを耐え、「確かに(笑)でも、『もしも』の話さ」と。
「んー……絶対にすぐ気付くな(笑)」
「そうね、彼にそんな器用なこと、出来ないでしょうね(笑)」
「うん(笑)それに、卯刻が自分から積極的に女性と関わっていくとは思えないし」
「そうだね」――自分から行くことはないよ。でも、来る者拒まず、だからねぇ。

「もし浮気されても、すごく謝られたら許しちゃうかも」なんて言う彼女。
「私は絶対に許せないな。だって、それって裏切りでしょ? 付き合うっていうのはある種の拘束力を持つはずなのに、浮気するなんて信じられないよ。信用できない」なんてのたまうのは悪魔である私だ。

ふふ、そんな愉快な話もして、3時間ほどの飲みは終わった。

その後、笑芽の家へ行った。
もちろん、一人で。
その日の飲みの話をしたり、愚痴を言ったり、聞いたり。

楽しくもあり、つらくもあった。

私の真実を聞けば、彼女は(いや、彼女でなくても)失望し嫌悪し拒否するだろう。
私はそういう状態にある。
それにも関わらず、私は彼女と共に女友達Aや卯刻を批判する。

真に愚かしいのは、私だ。

にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ blogram投票ボタン
笑芽曰く、「もうあの二人は飲み会に呼びたくない。呼ぶ必要なんて、ないでしょ?」とのこと。
あの二人――卯刻とその恋人である女友達Aのことだ。

二人が一瞬にいるところを見ると、「気持ち悪い」と思ってしまうらしい。
それは一種の……いや、明らかなる嫉妬心ではないかと思うのだ。

私は彼女の主張、半分は支持する。
しかし、半分は支持しない。
卯刻を排除することはしたくないんだ。

だけれど、本当ならば女友達Aを排除することも避けたい。
私は彼女が嫌いだ。
だけれど、私たちが皆、女友達Aを嫌っている……または遠ざけていると気付いたら、卯刻はどう思う?
私たちとは離れ、女友達Aに依存するのではないだろうか?

そんなこと、あってはならない。
絶対に、だ。

だから適度に排除したいのだ、女友達Aを。
ああ、消えてなくなればいいのに。

にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ blogram投票ボタン
calendar
12 2026/01 02
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
about

差別も侮蔑も、痛くない。
何故って、ここは現実じゃないんだもの。


詳しくはi am....参照

[name]
otto

[characters]
秋花/akika/:小学時代からの友人
色璃/irori/:高校時代からの友人
歌津/utatu/:中学時代からの友人

斧野/onono/:配偶者である男性

栖楠/sukus/:元恋人である男性
篤太/atuta/:元恋人である男性
守樟/sukus/:元思い人である男性
卯刻/ukoku/:元恋人である男性


笑芽/emime/:大学時代からの友人
君玖/kimik/:大学時代からの友人
湖北/kohok/:大学時代からの友人
井達/itati/:大学時代からの友人
柄盾/etate/:大学時代からの友人
繰句/kuruk/:大学時代からの友人

new comment
[11/30 otto]
[10/20 のく]
[02/01 otto]
[02/01 otto]
archive
qr code
old entry
(02/29)
(03/02)
(03/02)
RUN
(03/02)
seach
access analysis
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]