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同性愛者よりの両性愛者、ottoのブログ
初来訪の方はi am....あらすじをご覧下さい。
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「可愛いクマ(のストラップ)を付けているね。案外、こういうの好きなの?」

私は大学の友人達の前では強気で勝ち気な性格として通っている。
女々しさなど皆無である。

かといって、女性らしさがないかといえば違う。
服装はフワリとしたパステルカラーが基調のものが多いし、フリルのついた日傘を持っていたりもする。

だが、彼は私が「某冒険とイマジネーションの海で売られているクマのメスのほう」をバッグに付けていることに違和感があるようだった。

「クマなんてお子様が喜ぶようなもの、私が好んで付けるとお思い?」とまでは言わずとも、そんなことを言いそうな雰囲気がするのだろうか。

そのクマは秋花とお揃いで買ったもので、私には購入意志はなかった。
とはいえ、もちろん嫌いではない。特に好きってわけでもないが。

ただ、それじゃあなんだか詰まらない。
私は「本当はこのクマが好きだけど、キャラじゃないからあまり突っ込まないで頂きたい」という雰囲気を出し、彼に抗議した。

「意外と、可愛いものが好きなんだね」
「そんなこと、ない」
「好きなんでしょ?」

彼の意地悪な表情が、好きだ。
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では、月曜日の話をしよう。

月曜日は私が運動をしたくなり、スポーツのできるアミューズメントパークへ行くことになった。
昼食を食べ、いざ。

3時間程、いろんなスポーツを楽しんだ。
私は中高とずっと文化部であったから、運動音痴である。ちなみに運動は嫌いなほう。ときどき、したくなるのだ。
卯刻は中高6年間、球技の運動部に所属。そのスポーツはやはり上手かったし、それ以外も案外上手くて驚いた。
やはり体が違うのだろうな。

初めてデートらしいデートをした気がする。
花火大会は突発的だったからね。
……といったら、今回も突発的だったか。
まあいい。デートは楽しかったな。

すると帰り際、笑芽から電話が。
少しだけ焦るも、普通に対応できたはず。
彼女は女友達Aと、笑芽宅にて飲酒中だったよう。
まだ日が高い時刻だったが、彼女大丈夫かしら。
その後、彼女がSNSで女友達Aから卯刻との話を聞いたらしい(そして不快感を抱いたらしい)書き込みを見て、複雑な気持ちになった。

帰宅後、簡単な夕食を作って食べた。
その後彼から入浴したが、入浴中、私は近所の薬局へ行き剃刀を買うことに。

そこで色璃と電話した。
繰句と前戯までのセックスをしたこと、卯刻と女友達Aが付き合い出したこと、今卯刻の家に泊まっていることなど。
彼女は「そろそろ複数はやめたほうがいい」と助言してくれた。

……確かに、複数はそろそろ、ね。
井達とはもうセックスするのをやめよう。
繰句とは、どうしよう。もう少しだけ、関係を続けたい。
卯刻とは……もちろんずっと。

ダメだな、全く。

一時間くらい話していたかもしれない、私は色璃との通話を終了し、卯刻の元へ帰った。

そしてその日は、いつも通りセックスをして、互いに達した。
本当に、病み付きになる彼とのセックス。

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先週は訳あって、卯刻と二人でいることが多かった。
講義の関係で、だ。

だから、月曜には一泊したし、火曜には花火大会に行ったし、水曜には夕食(カレー)を食べたし、金曜にも夕食(もんじゃ焼きとお好み焼き)を食べた。
そして、土曜は他の仲良い子たち(井達湖北、女友達A(卯刻の恋人)、その他女友達1人)を含んでの花火大会鑑賞。
それから、日曜は卯刻の家に泊まって、昨日水曜に帰宅した。

なんと私、土曜より月経期間に突入してしまった。
よって、二日目である日曜にはセックスを我慢することに。
私が卯刻にオーラルセックスを施し、しかし彼は達することなく就寝。

と、そのオーラルをする前に繰句から電話が。
繰句はもちろん、私と卯刻の関係をしらない。卯刻も、私と繰句の関係をしらない。
その状況だけで、十二分に心苦しかった。

そこでさらに、少し胸の痛むことを繰句から言われたのだ。
「私たち(の関係)って、最低よね」
「そうかな。それほどでもないと、俺は思っているよ」
「なぜ? そんな風に思えるの?」
「俺のよく知る人に、複数の人を相手にして、そのことを喜々として話すような人間がいるんだ。しかも浮気もしたり、ね。そんな人に比べたら、お互い特別な相手がいない状況で、かつ相手は単数であるこの関係なんて、汚れの内には入らないと思うのだ」

私は絶句しそうになった。
繰句のよく知る人物を私は知らないが、それは私だと思ったから。
そして、自分は彼のボーダーラインを優に超えてしまっていた事実に頭を抱えた。

そんな風に話していたが、一時間ほどで切った。
いつもの繰句との通話時間から見れば、非常に短い。
しかし、私は通話している間に寝てしまった卯刻と夜のお遊びをせねばならなかった。(もちろん強制ではない。私がしたかったのだ)
そして、彼にちょっかいを出し、就寝した。

では、一旦ここで。
次の日記には月曜のことについて書きましょう。

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では、前回の日記の続きでも。

卯刻と夕食をともにした私は、彼が私たちの関係に対して「完璧に割り切って自ら積極的に状況に流されるスタンスを取った」と理解した。
そこで話されるは、「いかに誰にもバレることなく、この関係が続けられるか」であった。

卯刻が最も怖れているのは、彼の恋人である女友達Aにバレることだろう。
また、バレる可能性が最も高いのもそこである。

もし、私が彼の家に突然訪問した際に彼女がいたら……彼としては修羅場だ。
よって、突然訪問は今後しないことになった。

とはいえ、今までだってしたことはなかったのだ。
一度してみたいなとは思っていたけれど。
……一度したかったな。

と、家に彼女がいた場合は修羅場を防止できる。
しかし、こちらが家にいた場合はどうなる?

二人とも家にいるパターンであれば、彼が出て、私は浴槽(彼は普段浴槽を使わないのでたいてい湯は張られていない)に隠れて、二人でコンビニにでも行ってくれたら、その間に退散する、ということが可能。

彼が外出中で、私が一人いた場合に突然やってきたら……これが厄介だ。
普通なら、居留守を使うまでだ。
ただ、彼が帰ってくるまで玄関先で待たれてみろ。非常に厄介なことになるのはわかるだろう。
鍵は部屋の中、彼が帰ってきても開けられない。
それに逃げられない。
……まあ、この場合も、コンビニへ行くように促せばいいのだろうが。
部屋に入らずすぐに、というのもあれだけどね。

あと、(どちらの場合にしろ)料理中に来たらどうしよう。
厄介だなぁ。
途中でやめられないし。
出来ても、ね。食べる時間ないかもしれない。
折角作ったのに、やだなぁ。

でも、一番萎えるのは「行為中」かな。
最悪だよね。
まあ、たいてい12時回ってからだから大丈夫だろう。

そんな、「もしも」について話していた。
ふふ、面白いわ。

それから、「もし付き合ったのが、笑芽君玖ならば、こんな関係はキッパリとやめていた」という話もした。

現在の状況を知って傷付くのは、女友達Aだ。
もちろん、信用を失うという点では笑芽や君玖に知られてもいけない。
ただ、遠くない未来、この関係性を暴露してしまった場合、またはバレた場合、“被害者”となるのは恋人である女友達Aだけだ。
それならば、問題ない。

ただ、それが笑芽や君玖であれば、あの二人が傷付くのであれば、私は堪えられない。
彼女たちを傷付ける存在には、決してなりたくはない。

とはいえ、笑芽が卯刻を好きであった時点から、私は卯刻にちょっかいを出していた。
だから、事実を細かに知れば、彼女は非常に傷付くだろう。
それは、避けたい。確実に。
よって、私がバレたくない相手は笑芽だ。
彼女には、絶対にバラせない。

話を戻す。
「もしも笑芽や卯刻と付き合っていたら、私はこの関係をキッパリとやめていた。やめていたばかりか、この関係を続ける姿勢でいる君に説教をしていたところだ」
非常に理不尽な話ではあるが、実際のところ、そうなっただろう。

「二人だけは別格なんだね」
「ええ、彼女たちは違うわ」
「じゃあ、他のどんな人と付き合っても“otto付”ってこと?」
「いや、私の地元の友人と付き合っても、私はあなたに説教するもの」
「地元の友人は何人いるの?」
「本気で怒るのは……3人、かしら。もっといるかもしれないけれど、本気では、3人」(秋花、歌津、色璃のことだ。)
「この何十億もいる人間の中で、その5人以外と付き合ったら付いてくるってこと? 何回ガチャガチャやっても、ほとんど必ず“オマケ付き”ってことだよね? すごいなぁ(笑)」
「彼女たちは、違うから」
「彼女たちとそれ以外と、雲泥の差だよね。それ以外は『バレなきゃいい』というスタンスなのに、彼女たちであれば説教だもんな」
「未来永劫、この関係がバレないなんてことはないわ。どこかで綻びが出る。確実に。その時、当事者であるのとそうでないのでは、その後の関係に及ぼす影響が段違いですもの」

なんてね、そんなこと話してたわ。

あと、彼が私から逃れる方法はまだあるのよね。
「結婚したら、法に触れることになるから、さすがに手を引くわ」
「そういうところはしっかりしてるよな」
「金銭が掛かることほど、面倒なことはないわ」
「真面目といえば、真面目かな……?」

ふふ、自衛しか考えていないわよね。
浮気なんてするものではないのに。

したくなかったのに。

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差別も侮蔑も、痛くない。
何故って、ここは現実じゃないんだもの。


詳しくはi am....参照

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otto

[characters]
秋花/akika/:小学時代からの友人
色璃/irori/:高校時代からの友人
歌津/utatu/:中学時代からの友人

斧野/onono/:配偶者である男性

栖楠/sukus/:元恋人である男性
篤太/atuta/:元恋人である男性
守樟/sukus/:元思い人である男性
卯刻/ukoku/:元恋人である男性


笑芽/emime/:大学時代からの友人
君玖/kimik/:大学時代からの友人
湖北/kohok/:大学時代からの友人
井達/itati/:大学時代からの友人
柄盾/etate/:大学時代からの友人
繰句/kuruk/:大学時代からの友人

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