昨日は秋花と学園祭へ。
その友人
波くん(秋花に恋愛感情がある男の子)とも会いました。
私のイメージでは、波くんは「可愛い顔したおどおどしたような男の子」だったのですが、そうではありませんでした。
可愛いというよりは格好いい方で、おどおどした風もなく(かといって堂々というわけでもないですが)、雰囲気のいい男性でした。
だいぶ童顔だったけどね。
秋花に「波くんのことは嫌いだ」と言っていて、波くんにもそれが伝わっていたのですが、険悪なムードにはなりませんでした。
といっても、明らか普通の「初対面」の相手とは違う態度でしたね。
初対面の相手には少なからずj声が高くなってしまうのですが、波くんに対してはそういうこともなく。最初から態度が悪かった。
最低ですけどね……。
まあ、普通に話してたと思います。多分。
いろいろ申し訳ないとも思ったけれど。
でも、途中で秋花が
「好きな人が二人とも一緒にいるのはうれしい。波も好きだし、ottoも好きだから」と言ったときには泣きそうになりました。
私だけを好きでいて欲しい。私を一番に愛して欲しい。彼と同等なように愛をつぶやかないで欲しい。
そうは言っても、会っているときにはそれほどの憎悪もありませんでした、正直。
嫌な人間ではないのよ。それは秋花が一緒にいているところからしてわかってはいるところだったわ。
でも、家に帰ってきてからがダメだった。
今日会った男と一緒に遊んだり、授業を受けたり、そいつの家に行ったり……そういった光景が、はっきりと想像できるようになってしまった。
会わなければぼんやりとしていたそれらの想像も、そうはいかない。
あいつの隣で笑う秋花の顔が脳裏にちらついて、離れない。
あいつの笑顔も。
思えば思うほど、胸が苦しくなった。息が詰まった。イライラした。
そして、悲しくなった。
私には同じ夢を追いかけることはできない。
同じ時を過ごすことができない。
でも、誰よりも近くにいた。誰よりも秋花を理解しているはず。誰よりも愛している。
ダメだ……もう、嫌だ。
それから、一緒にいたときに波くんに「レズっ気あるの?」と聞かれました。彼は同性愛に関する偏見はないらしいです。
でも、少し躊躇する私。
すると秋花がこう言ったの。
「まあ、あるよね。でも、
この(秋花と私の)関係は友達だから。清らかなものだから」と。
後悔先に立たず。
私はずっとずっと秋花を「友達」だと言っていた。
今でも「友達」だ。きっといつまでも。
それがつらいと、少しでも思ってしまった自分が腹立たしい。
違うだろう、彼女に対する思いは、「友愛」なはずだ。
これ以上の愛なんて存在しない。どんな恋愛より、彼女に対する友愛が、一番強い。
愛してるんだ。大好きなんだ。この思いは愛なんだ。
カテゴリーなんて、よくわからない。
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