不安でいっぱいで、イライラして。
助けを求めたくても、声が出ない。
でも、気付いて欲しい。
わがままかな。わがままだよね。
最近、不安になることが多い。
春休みに入って全然勉強してなくて、やる気も出ないからだ。
焦るのに、やらない。
やらないと不安で不安で、やれないとイライラする。
この気持ちをどうか篤太にわかってほしくて、癒してほしくて、昨日電話した。
でも、篤太は気付いてくれなかった。
私は篤太がツラいとき、気付けてたと思うんだけどな。
色々考えてたら、涙が出てきた。
久しぶりに泣いたな。
本当に、自分がおかしいと思った。
そして、篤太に「わかれよう」と言った。
本当に不安定なんだ、うん。
篤太は「嫌だ」と言った。
その反応にほっとする。
結局、私も別れたくはないんだ。
「篤太は自分がイライラしたとき、私と話すとどういう気持ちになる?」
安らぐとか、気分が楽になるとか、そういった類いの答えを期待したんだ。
「イライラしてるとき、ottoに八つ当たりしちゃって、自己嫌悪する」
「さらにイライラするってこと?」
「うん」
あー、なんだ。私も全然、救えてなかったじゃん。
お互い、何の支えにもなってなかったんじゃん。
虚無感が広がった。
「私は力になれてなかったんだね」
そう言ったら、否定してくれたけど。
そんなことない、支えられたよ、そう言ってくれたけど。
最初にその言葉が欲しかったよ。
「篤太は私の支えになってない」
言いたくなかった。
篤太は泣くと思ったから。
「わかれよう」と言った時点で泣いてたけど。
「支えになってなかった?」
私の変化に気付けてなかった。
ただ、それだけ。
「これからは支えになるから」
これからって今から?
「だから、別れたくない」
私も、別れたくない。大好きだから。
でも、支えられない、支えてもらえない人と一緒にいるのは、つらい。
「わかった、私も篤太が大好きだから」
つらいけど、別れない。
ねえ、だから私の悩みに気付いて。
自分でもよくわからない、モヤモヤした気持ちに気付いてよ。
「おやすみ」
そうして、電話が切れた。
篤太は私の不安に気付かなかった。
支えになってくれなかった。
今日も不安でしょうがない。
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