卯刻が積極的に私(
浮気相手)の存在を認めた。
どういうことかというと……。
昨日、私は彼に「女友達Aと付き合っていることを知った」ことを伝えた。
「本当にダメな人だね」というと、「うん、俺はダメな奴だよ」とね。
そんな話をしたあと、一緒に夕食も食べたのだが、そこでの話。
少々気を悪くする例えが出るかもしれないが、申し訳ない。
食事中、最初は各々の家族の特徴なんかを話していたが、途中で二人の関係性についての話になる。
「
予想外の高さの津波に、耐えられなかったんだ」と彼。
「だから川が逆流して、180度世界が変わったんだよ」とも。
彼の言い分はつまり、
彼の防波堤の高さは
私の大津波級の積極性には耐え切れず崩壊したため、濁流つまりふしだらな関係がとめどなく続いている、というものだ。
津波は(勢いを緩やかにしつつも)いまだ引かないから、もう諦めて
水の都として楽しもう。ちょうど町には誰もいなかったから被害も出てない。そう彼は思ったのだ。
私は前回の日記で「卯刻は流されやすい」と言ったが、それに反論はないが、しかし一つ訂正しなければならない。
初めて一人で卯刻の家に泊まった際、彼は自分のベッドの横に布団を敷いてくれていた。
そして、別れて寝ることをしようとしていたのだ。
彼の寝床に潜り込み、すると彼は違う方へと移動。また潜り込み、移動。
何度もそんなことされたら、何度もキスされたら、何度も愛撫されたら……そりゃあ防波堤も崩壊するわ。
「彼は流されやすい。流されやすいけれども、
はじめはきちんと拒否し続けていた。私がめげずに積極性を保ち続けた結果が、これだ」と訂正(加筆か)しよう。
そんなことを話した。
あと、「いかにバレないよう配慮するか」ということも。
それについてはまた後ほど。
……一昨日は非常に鬱屈とした気分であったのに、昨日からは驚くほど躁気分だ。
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