6月だったような。7月だったような。または8月にも?
そんな曖昧な、以前のお話。
卯刻の部屋に彼と二人でいたとき、月を見上げてこんな話をした。
「俺ら(大学の友人ら含む)が出会う前、もしかしたら同じときに同じ月を見ていたかも知れないんだよね」
卯刻は天体が特別好きというわけではないが、月を見るとよくこういうこと言う。
「出会う前だからわからないけど、みんな一緒に見上げていたときが、そんな一瞬があったかも知れない」
「確かにそうね。一緒の時間に見ていたかも知れないよね」
不思議な話だと思いながら、私は続けた。
「今見ているこの月も、みんな見てるかも知れない。今後出会う誰かが、今この瞬間、同じ月を見ている可能性だってあるのよね」
「面白いよね」
私は君がそんなロマンチックな話をすることが面白かったよ。
話は変わりまして。
昨日10月11日(木)22:00から始まりましたドラマ『結婚しない』について。
天海祐希、菅野美穂、玉木宏が出演するこのドラマ。
タイトルからも出演者からも私にとっては非常に興味深いドラマでした。
初回の役柄は以下。
天海祐希演じる「桐島春子」は、仕事一筋で結婚など見向きもしない“結婚しない”44歳女性。
菅野美穂演じる「田中千春」は、同年代の友人達が続々と結婚していき焦りつつも“結婚できない”34歳女性。
玉木宏演じる「工藤純平」は、花屋のアルバイトで自分を食わすだけで手一杯であり“結婚を諦めた”32歳男性。
それぞれ違ったタイプの未婚者（“未”なのか“非”なのか）達の物語です。
初回を観た感想としては……。
世間の未婚者への待遇というか、見方というのはそこまで酷いものかと驚きました。
私が30、40代になる頃、今より未婚率が高くなっていればそんなことないのでしょうか?
しかし驚くほどステレオタイプな人間ばかり出て来て、でもこれが世間なのかも知れないと思うと……恐ろしい。
結婚なんて運です。
“婚活”までして、するようなものとは思いません。
好きな人がいて、付き合って。
たまたまそのパートナーが結婚可能な人間（異性）で、結婚することがお互いのためになるような関係性だった場合、すればいい。
好きな人がいても付き合えなかったり、付き合っていても「結婚」という形が不適切である場合だったり、相手が同性であったりすれば、結婚なんてする必要はない。
もう少し長く書きたいけど、取り敢えず今日はここまで。
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