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このブログについて
同性愛者よりの両性愛者、ottoのブログ
初来訪の方はi am....あらすじをご覧下さい。
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もう少しだけ続く、流星群の日の話。

「セフレ」であると確認すると、その話題でいくらか話した。
彼からは「そんなん(セフレ)でいいの?」なんて言われてしまい、つらくなった。
「よくないことは重々承知だよ。でも、もう引き下がれない」
そんな風な返しをしたと思う。

「セフレ」と言われるより、「浮気相手」の方がいいな。
兼ねているんだけどさ。

そんな、少し沈んだ気持ちでいると、
「でも、今ottoがいなくなったらさびしいな」と。

「……いや、なんでもない!今のは忘れて!」と慌てて訂正する彼に、
「お願い、もう一度言って」と懇願。

「……いなくなったら、さびしい」

それまでのつらさが一気に吹っ飛ぶほど、私は嬉しかった。
私の存在を彼は欲しているのだと、彼の口から聞けたことが嬉しくて仕方なかった。

「さびしくねーし」なんて、彼がその後また訂正するも、そんな言葉耳に入らないわ。
ああ、しあわせ。
彼が私を、ほんの少しでも思ってくれるなら、私はしあわせ。

それと同時に「なんてズルい人かしら」とも思うの。
離れない私をさらに離さなくさせるなんて。
本当、ズルい。

でも、しあわせだったのも、事実。
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流星のときの話を、もう一つだけ。

ロマンチックな流星群だったけれど、途中で私の携帯電話の充電が切れてしまった。
急いで自分の部屋に行き、充電器を挿して電話をかけ直した。

「俺が切った?」と卯刻
「いや、私の充電が切れたんだ。すまない」

もう部屋の中だったから星は見えなかった。
少し寂しい気分でいたが、「俺も部屋に戻ってきたよ」と、彼も同じ状況であることを知れたから、なぜか満足だった。

そして扇情的な会話をした。
「女の人もエッチしたいと思うの?」
過去に恋人がいた人間がするとは思えない発言だと思ったが、もしかしたら「女の人」と聞きつつ「otto」について聞いているのかも、と思った。
とは言え私は一般的であると思われる回答をした。
「女性も性衝動は持っているよ。その強さは人それぞれ。しかし、そういったことをオープンにするのは、男性よりも恥じらいを持つため、女性に性衝動がないと考える人が多いんだと思う」
彼は驚きつつも納得していたようだった。
私も真実なんて知らないから。

それから、彼から少しだけ悲しいことも……。
「この間、よく考えてみたんだ。俺達の関係について」
「うん」
「コレって……“セフレ”じゃない?」

セフレ――つまり、セックスフレンドの略である。
意はそのまま、セックスをする友達。その親密さ、関係性は人により違うだろう。

確かに、私と卯刻はセフレだろう。
友達同士でセックスしてるのだから。
しかし、“セフレ”と定義されると、なんだか違うような気がするのだよ。

いや、違くない。ただショックだっただけだ。
彼が私に対して愛情も何もなく、ただ“セフレ”としてしか見ていない事実を突き付けられて、悲しかったのだ。

だが、強がりな私はそれを言われて「ま、そうだよね。そう思ってなかったの?」と悪態つくが如く言ったのだった。

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昨夜、ペルセウス座流星群が観測できたのをご存知ですか?
(正確にいえば、昨夜がピークで、まだ見れるみたいですけどね。)
私は某SNSでその情報を知り、夜中卯刻に「起きてる?」とメールをした。
すぐに「起きてるよ」と返信があったので電話した。

「今、空見える?」
「見ようと思えば、見えるけど」
「今日はヘルペス……いや、ヘルペウス? よくわからないが、なんとか流星群があるらしい」
「だからか!」
「? なにが、『だから』なの?」
「見えたんだ、流れ星が。姉は2度も見たと言っていた」
彼はすでに流れ星を見ていたよう。

それから、一緒に星を見ることに。
「どの方向を見てるの?」
「うーん。月が見える。北、かな?」
「月……私の位置からだと、見えないな」
移動して、月が見えるところまで行くことにした。

その時間の月はずいぶん低くて、弓状だった。
「月、見えたよ」
「同じ月を見ているんだね」
「そうだね」
「不思議だな。日本中、どこにいても月は見えるんだね」
「確かに」
なんてロマンチックなことを、彼は言うのだろう。
別の場所にいても、同じ月を見れることに喜びを感じていた。

「……いや、日本でなくても見えてるよね。今、夜の国ならさ」
水を差すようなことを言う、可愛くない私。
「まあね。でも、日本にいるなら、確実に見えてるだろ?」
「そうだね。日本なら、確実に見えてる」
天気が良ければ、と付け加えようかと思ったけれど、さらに水を差すことはないと口をつぐんだ。

北方面を見上げる私たち。
「流れた!」
「え、嘘!? ……あ、流れた!」
「マジ!?」
なかなか一緒の星は見れなかったけど、同じ空を見ているのだと思うと、それだけでうれしくなった。

星を見ていると、彼が言う。
「流れ星に願いを、って言うけどさ、あんな短い間に3回も言うことなんて不可能に近いよね」と。
「そうだね、無理だよね」
「だからさ、思うんだ。流れ星が流れて、そしてすぐにその願いを思えるような、そんな強い気持ちがあるなら、その願いを叶えるために行動できる。だから、願いが叶うんじゃないかなって」
卯刻はときどき、いいことを言うなと思う。素敵な考えだなと思った。
強い思いを持ち行動に移せる人が、願いを口にできる。願いを叶えられるのだ。
「俺は無理だけどね」なんて彼は言ってた。

そして、1:32頃。
北々西の方向に、流星痕を残すほどの一際大きな星が流れた。
「「見えた!」」
それが、二人が一緒に見た唯一の流れ星。

二人とも願い事は言えなかった。
けれど、私は卯刻と一緒に見れたことが、卯刻と一緒の星を見れたことが、うれしくて。
とっても幸せな気持ちになれたの。

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旅行は本当に楽しかったな。

笑芽卯刻とあまり関わりたくないと言っていたから、席は基本的に私と笑芽が隣同士か、私と卯刻が隣同士だったの。
車内では特に、私はつねに卯刻の隣だった。

プールでは、一度笑芽と井達とはぐれてしまったりもして。
はぐれたといっても、流れるプール内のこと。
私が卯刻に引っ付いて、彼が速く進むものだから、二人を置いていってしまったのだ。
引っ付く私に「(お前は)彼女か」と呆れ声の卯刻。

はぐれた最中、どんな文脈かはうろ覚えだが、「(ottoのこと、ottoとの関係が)嫌いじゃない」と彼。
「『嫌いじゃない』……というのは、つまり好き? 嫌いではないんだから、好き?」と聞くと「ふざけんなよ」と苦笑していた。
そこで「私は好きだよ」と言うと、「それ、みんなの前で言えるの?」なんて意地悪なことを言う。
「絶対に無理。死んじゃう」笑芽に知れたら、どうしようもない。

また、井達が運転していた際、私と卯刻は後部座席に座っていたわけだが、卯刻は何度も眠気に襲われていた。
そして、私に寄り掛かる。
また、潔く横になり、膝枕とまでは行かないが、私のももに頭を当てていたりもした。

そういう甘えん坊なところが好きだ。
自分にだけしてくれるなら、なおいい。
無理なんだろうけど。

そして、二日目の夜の出来事。
キスはさすがに焦ったけど、気持ち良かった。
それに彼が私を求めていたのを感じることが出来たから。

卯刻関係のみを見れば、非常にいい旅行。
でも、笑芽のことを考えたとき、私は裏切り行為を犯してしまった。
もともと裏切り続けている状態だけれど、ね。

彼女が、または井達が、私と卯刻との関係を、どこまで気づいているのか。
全く気づいていないのか。
確かめようがないし、確かめられる状況になってしまったら、アウトだ。

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about

差別も侮蔑も、痛くない。
何故って、ここは現実じゃないんだもの。


詳しくはi am....参照

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otto

[characters]
秋花/akika/:小学時代からの友人
色璃/irori/:高校時代からの友人
歌津/utatu/:中学時代からの友人

斧野/onono/:配偶者である男性

栖楠/sukus/:元恋人である男性
篤太/atuta/:元恋人である男性
守樟/sukus/:元思い人である男性
卯刻/ukoku/:元恋人である男性


笑芽/emime/:大学時代からの友人
君玖/kimik/:大学時代からの友人
湖北/kohok/:大学時代からの友人
井達/itati/:大学時代からの友人
柄盾/etate/:大学時代からの友人
繰句/kuruk/:大学時代からの友人

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