昨夜、友人達と飲酒した。
メンバーは
笑芽、
卯刻、
井達、女友達A。
(女友達Aにも名前が必要か?)
そこで、私はキス魔になってしまった。
しかも、男友達である卯刻や井達へも。こんなことは初めてだ。
最初は頬へのキスだったが、口へのキスもした。
反省している。
というか、後悔している。
キス魔は私だけではなく、笑芽もそうなった。
笑芽も、私と卯刻へは口へキスをしていた。
その後、笑芽と卯刻は井達の自宅へ。
楽しく過ごしたそうだが、井達が席を外している間、卯刻と笑芽は口へのキス……しかもディープキスをしたらしい。
本日笑芽から聞いて驚愕した。
卯刻は駄目な男だ。
まだ彼女がいる状態(ほとんど付き合ってないようなものではあるが)であるのに、すでに二人の女性と
“通常の友人間ではありえないこと”をしてしまっている。
私は少々の嫉妬感を覚えた。
そもそも卯刻を好きだと言ったのは、卯刻が女友達Aと付き合い、笑芽が卯刻といちゃつけなくなり、笑芽が飲み会に行きたくなくなると言ったからだ。
そんな私が、卯刻と笑芽がイチャイチャしたことに対する嫉妬を抱くなど、あってはならない。
だが、言葉として出してしまったから。
思いを決定づけてしまったから。
良くない。
卯刻と笑芽が付き合う分には、好ましいことなんだ。素晴らしいことなんだ。
それが一番、良いことなんだ。
だけれども、この嫉妬心はなんだ?
自分勝手にもほどがある。
そして、更に衝撃の事実がある。
卯刻の家へ泊まった日、
柄盾が電話を掛けて私に告白をした日でもあるが、笑芽も卯刻に電話を掛けて告白をしたらしい。
というのもあの日、笑芽と柄盾と井達は3人で飲んでいたというのだ。
そこで、井達が彼と彼女に対し「ハッキリさせよう」とけしかけたとのこと。
私はハッキリと「友人として好き」である旨伝えたが、卯刻は優柔不断に、傷つかないよう配慮したつもりか、言葉を濁したそう。
笑芽が「私のことは友人としてしか見ていないよね」と話すと、卯刻は「う~ん……そう……だね」といった風な具合だ。
笑芽も、そこまでハッキリとは言っていないから、こういうことになったのかな。
しかし、卯刻は私からも告白されているから、悩んでいたのか。
どちらかだけであるなら関係ないかもしれないが、仲の良い友人二人から同時期に告白というのは、難しいかも知れない。
(ただ単に両方とも友達としか見れない、というのかもしれないが。)
そこで、私の気持ちをもう一度整理したくなった。
本当に私は卯刻を恋愛対象として好けるかいなか。
悩ましい。
しかし、卯刻はいけない人だ。
記憶なく自分を好く相手にキスをするとは。
そのせいで、「友人として好こう」と決意した笑芽がまた揺れた。
(彼女は本当によく揺れる。)
私はどうしたいんだ。
困ったぞ。
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